インドネシア人女性Kさん



Kさんはインドネシアのジャワ島出身の女性である。 やはり日本のサブカルチャーに触れて日本に興味を持ち、日本にやってきたのが2015年のことだ。


まずは富士山に近い静岡の日本語学校で日本語を学び、そこから中央大学に進学し、八王子のキャンパスで学生生活を送った。卒業後は有名な大手ディスカウントチェーンでのインドネシア事業に関わっていたが、縁あって筆者の務める会社への転職を希望し、2020年の9月から働いてくれている。Kさんはとても社交性があり、コミュニケーション能力に優れている。私を含め、相手の日本人の言わんとすることの真意をすぐにくみ取り、的確な回答や行動を取ってくれる。


また、日本の生活文化や日本の商習慣がインドネシアとは異なることを良く理解し、「郷に入らば郷に従え」を地で行くべく積極的に日本の文化、商習慣を学んでくれている。電話の応対も、こちらが教えてもいないのに、「お電話ありがとうございます。日賑グローバル株式会社でございます」と流ちょうに語り、一方で、よくある売込み電話に対しては、相手を怒らせない程度に丁重にかつ、スピーディーにお断りするスキルも蓄えていて大層助かっている。SNSを通じた情報発信を英語で頻繁に行ってくれてもいる。


母国インドネシアの特産品であるラタンのバッグを日本に紹介できないかリサーチしたり、逆に日本の高級なハンコを、自らのインドネシアのネットワークを通じ紹介したりと新規事業の立ち上げにも取り組んでくれている。また、クレージーリッチピープルというインドネシアの超大金持ち向けウェブサイトに日本の伝統工芸品を紹介したり、大金持ちの子女教育として日本語教育の可能性を模索する試みを手伝ってくれたりしている。

もともと外国人材は、自らの判断で日本に来て働いているので、日本人に比べ、主体性や積極性があり、行動がスピーディーだが、Kさんは特にその傾向が強い。 


Kさんの場合、それらに加え、任された仕事の目的や狙いをよく考えて、単に指示通りにやるのではなく、目的本位に色々と提案してくれたりするので助かっている。日本語も上手だが社外に出す文章では筆者の添削を求める謙虚さも兼ね備えている。彼女が日本で実現したいことはまだ見えていないが、会社でのクリエイティブな仕事を通じてKさんが自己実現を果たせることを期待している。

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