今なぜ外国人材か? - 日本で活躍する外国人材の現状と実態①
Updated: Oct 9, 2020
倍増する外国人
法務省によれば、2019年6月末時点で、日本には283万人もの外国人が居住しており、これは全人口の2.24%に相当します。
また、厚生労働省によれば、2018年10月末時点で国内に147万人もの外国人労働者がおり、日本の労働人口の2.21%を占めています。
2010年頃の夫々の割合が1%程度であったことからして近年の外国人材の日本での増加ぶりが目立っています。
同様に、インバウンドと呼ばれるいわゆる日本を訪れる観光客など短期滞在者の数は2018年には3千万人を超え、安倍政権はオリンピックイヤーの2020年に4千万人を目指しています[1]。 6-7年前には年間800万人に届くかどうかというレベルであったのでこちらは倍増どころの増え方ではありません。
とはいえ、外国人居住者や就労者の割合が全体の3分の1以上のシンガポールや、10%を超える欧米の国々と比べるとまだかなり低い値といえます。
インバウンドに至っては日本の人口の半分もないフランスが、日本のインバウンドの倍以上もの訪問者を毎年受け入れています。