外国人材の受け入れ準備③
Updated: Oct 23, 2020
報連相・PDCAサイクルの回し方

外国人材が与えられた業務をどのように進めているか、最初の頃はある程度細目に進捗確認する必要があります。 ただ、ある程度慣れてきたならばあまり細目に進捗確認をさせると「やらされ感」が募り、やる気を失う可能性もあるので、基本的には報連相のルールを徹底し、外国人材の方から進捗報告や相談をするように持っていきたいですね。
上述の通り、外国人材は一般的に日本人社員よりもこまめな「評価」を気にします。異文化の環境にいるのですから当然ですね。つまり、自分はこの仕事ぶりで、日本で通用しているのかという確認をはじめのうちは頻繁にフィードバックして欲しいわけです。

そしてそのフィードバックの表現も、注意や叱責といったネガティブなものの場合、国籍によっては直接的に厳しくダメ出ししないと理解できない場合と、日本人のように少し間接的にオブラートに包んで言ってやらないと傷つく場合とがあります。
もちろんプラスのフィードバックは積極的に褒める・肯定するという形で行わないと伝わらないですしモチベーションが上がりません。 日本人は一般的に褒め慣れていないと言われますが、外国人材採用の機会に褒める練習をしていきましょう。
そしてある程度の区切りで業務内容を一緒に振り返り、良かったこと、良くなかったことに気づかせ、前者を「ノウハウ」として後者を「教訓」として明示的に意識させることで次の仕事のサイクルの生産性を高めるといういわゆるPDCAサイクルを一緒に回していくイメージですと外国人材もリズムを取りやすいと思います。