新型コロナに伴う巣籠需要に活躍する外国人材 その2


新型コロナに伴う巣籠需要に活躍する外国人材 その2

前号の続きからアメリカ人D君による越境ECサイトのお話に入ります。

彼は現在の自分の会社で電子商取引向けのサービスを提供する以前に、米国カリフォルニア州の州都サクラメント市の職員として同市の市民向けウェブサイトの構築、整備を任されていました。  もともとグラフィックデザイナーの素養のあった彼が、このウェブサイト構築の仕事を通じウェブマーケティングの様々な知識とスキルを身に着けていったようです。

彼の芸術的センスのインスピレーションはどうも東洋の方にあるようで、日本や中国の自然、伝統、文化を愛しています。そのため、折々に日本や中国にやってきて地方を回り、地場の伝統、文化の息吹を吸いこんで帰ります。


前回ご紹介のとおり、彼は早稲田の国際教養学部を出ており、日本の知己を多く持っています。 そういった背景もあって、日本の友人のためのヨーヨーの越境ECサイト構築が彼にとっての日本向けビジネスのスタートとなったようです。


その仕事では日本国内向けと米国向け、そしてそれ以外の国々向けの3種のサイトをつくりました。彼が注力したのはお客様にとって操作しやすい機能性と共に、サイトを訪れるビジターの関心を呼び込む質の高い写真や動画へのこだわりです。


サイトのテンプレートはウーコマースという無料のフレームを用いて、そこにコンテンツを組み込んでいく形です。 このサイトが成功し、売上もかなり上がり、対応する顧客数や商品在庫の規模が大きく高まったことからD君は最近このサイトを、より高性能・多機能で大規模対応可能なマジェントというテンプレートに移し替えました。


たまたまD君と知り合った弊社にとってのD君との第一号案件は印鑑の輸出用サイトの構築でした。 正直、筆者は日本でしか使われていないハンコがサイン社会の海外で受け入れられるのか今一つ自信はなく、“日本土産”的ギフトとしての可能性がどこまであるかというスタンスで臨んだ次第です。 当のハンコチェーンのオーナーは海外で逆に署名からハンコを実用に供してもらうという夢を持たれていました。


そこでD君と共に、日本でハンコがどのように用いられているか、歴史的背景はもとより、実印や認印、銀行印といった現在の使われ方を説明しつつ、代表的な柘植のハンコを中心にギフト用の蒔絵印鑑などを限定的に揃えました。その際にD君がこだわったのが、商品であるハンコと自然との共生のイメージ写真です。 すべての商品を持って日本国内はもとより米国内の陸海空の景勝地をめぐり、そこにハンコを置いて写真を撮り、その中でもベストなものをサイト用にアップしていきました。 こうした彼の芸術的感性と、日本を良く知ることによる英文での説明(コンテンツ)によりこのハンコの越境ECサイトは徐々に日の目を見るようになりました。


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