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日本における外国人材

Updated: Oct 9, 2020




今なぜ外国人材か?

ここで改めて今なぜ外国人就労者が急増し、注目を浴びているかを考えてみたいと思います。確かに日本が直面する少子高齢化に伴う人手不足やインバウンドがもたらす大きな経済効果も背景としてあるでしょう。 もう1つ忘れてならないのは海外の若者から見た「チャレンジの場」としての「日本」の注目度が高まっていることです。


プロ野球、大相撲、高校駅伝、サッカー、ラグビー、ゴルフ、芸能界から教育界、伝統工芸にいたるまで日本で活躍する外国人材が増えています。日本の国技で神事でもある相撲の頂点に立つ日本相撲協会は当初は対外的に最も閉鎖的な組織であったものが、徐々に外国人に門戸を開き、大相撲は今や外国人材抜きでは語れません。 


昨年のラグビー日本代表ワールドカップでは日本代表チームの外国生まれのチームメイトとの“ワンチーム”が象徴的でした。 日本のスポーツ界には日本がかつて米国から非難された“閉鎖性”はなくなっているようです。

サブカルチャーから料理を含め、海外における日本文化の理解が進んでいることと、日本人の方の外国人慣れ(?)による懐の深さも外国人の活躍の場が広がっている理由となっているのではないでしょうか。

外国人材に対するビジネス界の懐の深さは?

翻ってビジネスの世界ではどうでしょうか? 日本国内で活躍したビジネスマンとしては日産を立て直したカルロス・ゴーン元会長や、ソニーのストリンガー元社長といったトップが落下傘で登場したものの、大相撲のように下積みから中核やトップリーダーに育っている外国人はどれくらいいるのでしょうか。 


日本に興味を持ち、日本語を学んで日本でまず勉強をしようと留学してくる学生数も着実に増えていて、現在およそ30万人もの有意な外国人の若者が国内で学んでいます。 ただ、その内のわずか2-3割しか日本で就職していない問題はどこにあるのでしょうか。


筆者は2013年に日賑グローバル株式会社を創業し、外国人材の日本企業への紹介、入社後の定着支援そして外国人材の戦力化研修サービスを提供してきております。自社でもこれまで中国人、ロシア人、マレーシア人、中国人(マカオ)を採用し、協働してきました。

上記の問題点を含め、次章以降でその経験に基づき外国人材を活用した海外展開と会社の活性化について事例も挙げながら紹介してまいります。

#外国人材 #外国人材紹介

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